海老名の内科なら|海老名おはよう内科クリニック|睡眠時無呼吸症候群、高血圧、糖尿病、花粉症、咳など

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総合内科

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総合内科

総合内科

近年、医学の進歩に伴い専門性が強くなり、内科疾患でも専門領域ではないとの理由で診療を受けることができなかったり、また高齢者になると併発する疾患も多く、複数の医療機関に通院しなければならなくなったりという弊害が指摘されています。

総合内科では、様々な内科領域の専門性にとらわれず、横断的に標準的な診療・治療を行います。どの専門医に診てもらえばよいかわからない症状の方、ご高齢で様々な病気を合併し薬の量が増えて困っている方、多くの医療機関に通院が難しく一箇所で診てほしい方などの診療を得意としています。当然ながら専門性の高い疾患は各領域の専門医とも密に連携しながら診療いたします。循環器疾患、呼吸器疾患、消化器疾患、腎臓疾患、内分泌・甲状腺疾患、アレルギー・膠原病、感染症などにも幅広く対応いたします。また、健康診断で異常を指摘された場合も、予防医学の観点から、経過をみるだけでよいのか、精密検査が必要なのか適切に判断します。

特に専門とする循環器領域にも関連する生活習慣病・睡眠時無呼吸症候群・呼吸器疾患の治療には力をいれています。

睡眠時無呼吸症候群(SAS)

昼間の眠気、いびきなどの症状がでます。成人男性の約3~7%、女性の約2~5%にみられますが、治療に結びついている患者さんは少ないです。睡眠時無呼吸症候群の患者さんは高血圧、脳卒中、心筋梗塞などを引き起こす危険性が約3~4倍高いといわれています。簡易検査やポリソムノグラフィー(PSG)検査を行い、適応があればCPAP療法という機械で圧力をかけた空気を鼻から取り込み気道を広げて無呼吸を起こしにくくする治療を行います。

高血圧

生活習慣病といわれている病気の一つです。別名サイレントキラーともいわれており無症状で始まることが多く、脳卒中や虚血性心疾患など重篤な疾患を引き起こす元になる病気です。健診などで発見されることが多く、生活習慣の改善のみでよくなる方もいらっしゃいます。ホルモン異常による高血圧や睡眠時無呼吸症群に伴う高血圧もありますので原因を確かめながら治療を行います。特に見逃しやすいのが、原発性アルドステロン症という病気です。副腎からアルドステロンというホルモンが過剰に分泌されることにより血圧が上昇する病気で、高血圧患者さんの5%程度を占めると言われており、脳卒中や虚血性心疾患を引き起こす確率が通常の高血圧患者さんより高くなるので注意が必要です。レニンとアルドステロンというホルモン値を測ることでスクリーニングを行い、疑わしいようなら当院ではカプトプリルという降圧剤を用いた負荷試験を行い確定診断します。

脂質異常症

多くは生活習慣病の一つですが、生まれつき悪玉(LDL)コレステロールが高い家族性高コレステロール血症、甲状腺機能低下症や副腎皮質ホルモン分泌異常などのホルモン分泌異常、腎臓病、ステロイドや女性ホルモンなどお薬によるものもあります。動脈の血管壁が厚くなり、そして硬くなり血液の流れが悪くなる動脈硬化を引き起こし、脳梗塞や虚血性心疾患に繋がります。生活習慣の改善により改善を図りますが、効果が不十分な場合や家族性高コレステロール血症の場合はお薬で治療します。

糖尿病

Ⅰ型とⅡ型に分かれます。Ⅰ型は膵臓にあるインスリン工場のβ細胞が免疫の異常で壊されて、インスリンが作れなくなり発症します。遺伝性でも生活習慣病でもありません。インスリン注射が生涯に渡り必要になります。Ⅱ型は生まれつきインスリンを分泌する力が弱い人が、生活習慣の悪化(食べすぎ、運動不足、肥満)によりインスリン抵抗性(インスリンが効きにくくなる状態)が加わり、インスリンが相対的に不足した状態となり発症します。生活習慣の改善により改善が見込めますが、不十分な場合は薬物療法を行います。お薬も様々特徴があり、病状に合わせてお薬を調整します。

慢性閉塞性肺疾患(COPD)

咳や痰の症状に始まり、進行すると息切れが出現します。多くは喫煙が原因と言われています。この病気の人は40歳以上の8.6%、530万人いると推測されています。診断されているのは22万人というデータもあり、診断されていない患者さんが数多くいます。スパイロメトリーといわれる呼吸機能検査で診断します。禁煙とともに、気管支を拡げるお薬(抗コリン薬・β2刺激薬・テオフィリン薬)が治療の主体となり、効果と副作用の面から飲み薬ではなく吸入する薬が推奨されています。

気管支喘息

気道に炎症が起きて、様々な刺激に気道が過敏になっていて、発作的に気道が狭くなる病気です。子供の8~14%、大人の9~10%の方が喘息というデータがあります。高齢で発病する方もいらっしゃいます。アレルギーが原因のことが多いですが、原因物質がはっきりないことも多いです。ステロイド・β2刺激薬・抗コリン薬の吸入薬やアレルギーを抑える薬を使って治療します。

花粉症

スギやヒノキの花粉に対するアレルギーで、くしゃみ、鼻水、鼻づまり、目のかゆみ、充血などの症状が生じます。鼻水を抑える抗ヒスタミン薬・鼻の炎症を抑える点鼻ステロイド薬・鼻づまりを改善するロイコトリエン受容体拮抗薬・目の症状に対する抗ヒスタミン薬の点眼薬などが用いられます。
スギ花粉に対しては原因となるアレルゲンを投与して体のアレルギー反応を弱めるアレルゲン免疫療法もあります。4年程度の治療期間が必要ですが、臨床試験では約60%の方は症状が軽くなり、約20%の方は症状が出現しなくなります。(約20%の方は効果がありませんでした。)当院では舌の下に薬を投与する舌下免疫療法を行えます。

認知症

物忘れが気になる場合、改訂長谷川式簡易知能評価スケール(HDS-R)を行い、認知症の有無を判断します。血液検査でビタミン不足・甲状腺機能異常・梅毒の有無など物忘れを引き起こす病気がないかも確認いたします。連携施設にて脳CTや脳MRIを行います。アルツハイマー型認知症・レビー小体型認知症・脳血管性認知症・前頭側頭型認知症の鑑別を行い、投薬の必要性を判断します。

風邪・インフルエンザ・細菌性咽頭炎・新型コロナ感染症

鼻や喉にウイルスや細菌が感染し引き起こします。鼻水・咽頭痛・咳・発熱などの症状が出現します。診察のみで原因を特定することが難しく、必要に応じて抗原検査・PCR検査などで診断します。普通の風邪ウイルスでしたら、症状を緩和するお薬(漢方薬もよく用います。)で経過をみることになり、インフルエンザでしたら抗インフルエンザ薬(飲み薬・吸入薬)で治療します。細菌性咽頭炎の場合、抗菌薬投与を行います。むやみに抗菌薬を使用すると耐性菌の出現の引き金になりますので、慎重に判断いたします。新型コロナ感染症は日々診療指針のアップデートがされており、最新の診療指針に基づき診療します。

どこの臓器の病気かわからない症状

息切れ

呼吸器疾患、心臓疾患、貧血、体力不足などが原因になります。症状・身体所見より各々の疾患に応じた検査を行います。当院で行う心肺運動負荷試験(CPX)で呼吸器疾患なのか心臓疾患なのか体力不足なのかの鑑別をすることが可能です。

長引く咳

感染後咳嗽・咳喘息・アトピー咳嗽・逆流性食道炎・副鼻腔炎・慢性閉塞性肺疾患・気管支拡張症・肺がん・肺結核・心不全などが原因といわれています。症状や身体所見、レントゲン検査や呼吸機能検査からどの治療がベストか判断しながら治療します。

むくみ

心不全・腎疾患・肝硬変・低栄養・甲状腺機能低下・副腎皮質ホルモンの異常・関節リウマチ・静脈瘤・リンパ浮腫・蜂窩織炎・腹部や骨盤内の腫瘍・後腹膜線維症などがむくみの原因となります。症状や身体所見・血液検査・尿検査を行い、必要に応じて、超音波検査や連携施設でのCT検査などで調べることになります。

長引く発熱

熱の原因としては感染症以外にも炎症性疾患(膠原病・血管炎・肉芽腫性疾患)・悪性腫瘍・薬剤性などがあります。症状や身体所見・血液検査を行い熱の原因となる炎症があるかを調べます。必要に応じてレントゲン検査・超音波検査・連携施設でのCT検査などで炎症の原因を調べていくことになります。

倦怠感

肝機能障害・甲状腺機能異常・副腎皮質ホルモン異常・悪性腫瘍・慢性腎臓病・心不全・感染症・貧血・糖尿病などで生じる症状です。随伴する他の症状にも注目しつつ、血液検査などで診断を進めていきます。内臓疾患ではなく、抑うつなど精神的な問題のことも多いです。

めまい

めまいといっても、回転性・立ちくらみ様・揺れる感じなど様々な症状があります。良性頭位めまい症・メニエール病・前庭神経炎・脳血管障害(小脳)・不整脈・消化管出血・心因性などが原因となります。診察の結果で採血検査や連携施設での脳CT・MRI検査を行います。良性頭位めまい症に対してはEpley法と呼ばれるめまい体操も必要に応じて行います。